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高校生インターンシップの意義

2019/10/05

マイチャレンジインターンシップ2019報告会

フジオカ ヒロタカ - Media for Society 編集長 Profile
カメラマン・デザイナー@フジオカヒロタカ デザイン事務所。 小学校時代は新聞係。

9月22日(日)NPO法人アスクネットの主催によりマイチャレンジインターンシップ2019報告会が開催された。
本報告会では「マイチャレンジインターンシップ」に参加した74名の高校生の中から選ばれた11名が、2日から5日間をかけたインターンシップ体験を通して得られた経験や気づきを共有した。

マイチャレンジインターンシップとは

NPO法人アスクネットが実施する高校生インターンシップのこと。「事前学習・事後学習」を実施する特徴を持つ。
事前学習ではコミュニケーション研修や目標設定研修を実施、事後学習ではインターシップを振り返り、今後の生かし方を考える。
生徒の送り先企業は「人を育てる気持ち」などを重視し、厳選している。
詳細リンク:マイチャレンジインターンシップ2019

高校生インターンシップの意義

高校生にとってのメリット

  • 働くことの楽しさ・やりがいを知ることができる
  • 社会の一員としての自覚が生まれる
  • 仕事を通して物事の価値を知り、成長できる
  • 将来なりたい職業が自分のイメージと本当に合っているか確かめられる
  • コミュニケーション能力の上達
  • 社会に出ることは辛いという思い込みが払拭される
  • 将来のビジョンがより明確になる
  • 主体的に物事に取り組めるようになる
    (※個人差があります。)

受け入れ企業にとってのメリット

  • 希望を持ってインターンに参加する生徒の影響でこちらも士気が高まる。
  • 若手社員を受け入れ担当につけ、インターン生に対して会社の理念や自分の目標を語ってもらうことで、社員のモチベーションと主体性が育つ。
  • 大学で県外へ出る前の高校生に地元企業を知ってもらう機会になる。
車体を設計する会社で設計に関わる周辺の仕事を体験した。

高校生インターンシップの課題

以下は会場セッションなどで話されたもの。

  • 良い面だけを経験させる企業のインターンに参加した場合、その仕事の本質をつかみ取ることが難しい。
  • 失敗体験が与えるダメージのケアが大事。
    中にはインターンが上手く行かず、大きな挫折となって引きずる生徒もいる。失敗も一つの経験だが、社会へ出ることを恐れる程の痛手にならないようなケアがあるとよい。
  • インターンシップに挑戦する生徒がなかなか増えない。
    全員参加のインターンシップの場合、生徒側のやらされ感が強いが、最終的にはやって良かったと感じる生徒が多い。価値あるプログラムだから参加させたい。
    生徒たちは振り返りの自己分析もしっかりできるのだが、自主的に参加する意思を持つ者が少ない。

インターンシップは実用的なツール

大学への進学実績を優先する進学校では、生徒が将来何をするかについての話をする機会は少ない。
一方、生徒の将来設計に繋がる知見をインターンシップは与えてくれる。
成功体験、失敗体験、知識の獲得、大人との繋がりづくりのきっかけなど有意義な要素が豊富に詰まっている。
社会の未来を担う若者にとって、「インターンシップは意識の高い人たちのもの」と別世界のものとして捉えるのではなく、社会経験を積み、自分の将来を検討する実用的なツールとして活用する方向に認識が進んでいくのが望ましい。

社会に対する期待と誤解

ブラック企業や格差社会など暗い話題の多い世相で育った若者たちは、社会に対して暗いイメージを持つ人が大人の想像以上に多い。
一方、インターンシップの経験を通して仕事と社会に対する恐れがなくなったという生徒は多い。
責任が伴ってくる社会生活は、確かに学生生活より厳しい面もある。ただし、必要以上のおそれを抱くことはない。
正しい知見が得られる機会をインターンシップが提供してくれるだろう。

インターンシップを広めるために

誰かの役に立った。自分でもできる

職業体験を通して得た手応えが高校生の自信を育み、成長させてくれる。
自分の知らない自分を見つけ、可能性を広げるチャンスがある。
マイチャレンジインターンシップを経験した生徒はこう語った。
「敷居が高いというイメージがあるが、インターンシップは楽しいものである、と経験談を通して伝えて行きたい。」

税理士事務所でのインターンを経験。業務を通して自分が役に立つことを実感した。
弁護士になる夢への想いが強まった。


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